【2023年最新版】介護職用 面接時の注意点2 面接の流れ

介護職の面接時の流れ

受付ですること

介護職の面接の受付

介護職の面接場所は、実際に働く施設、運営会社の事務所などさまざまです。応募先施設の規模が大きいと受付があり、そこで受付担当者に「〇時に面接のお約束をして頂きました〇〇です」と名乗り、取り次いでもらいます。受付がなく施設スタッフへ直接話しかける場合は、「お仕事中失礼します」とつけてから面接の約束があると伝えると丁寧です。受付担当者や施設スタッフから面接場所まで案内を受けるときは、向かう途中ですれ違ったスタッフへあいさつをすると、良い印象を与えます。このあと一緒に働くことになるかもしれない相手に、悪いイメージを持たれないよう心がけましょう。

入室の手順

面接時の入室の手順

面接官より先に部屋へ通された場合、案内してくれた人に促されてからイスに座ります。指示がなければ立って待ち、上着を脱いで服装を整えてから必要な書類などをすぐ出せるよう準備しましょう。少しでも時間があるとスマホを開くクセのある人は、ここでは触らないよう電源を切ることをおすすめします。以下では、面接官が既に会場に入った状態で、応募者が入室する手順を説明します。

面接会場へ入るときのマナー

面接会場へ入るときのノック回数は3回で、中から入室を促す声がかかったあとで「失礼します」と声をかけ扉を開けて入ります。失礼しますと言いながら入るとマナー違反のため、注意しましょう。静かに扉を閉めて、面接官へ向かって会釈します。その後、面接官の前に置かれたイスの隣に立ち、「〇〇と申します。本日はよろしくお願い致します」とあいさつして一礼しましょう。扉の前で「失礼します」と声をかけた段階から審査は始まっており、聞きやすいしっかりした声で話すと好印象です。

着席はいつする?

あいさつを終え、面接官から「お座りください」など声をかけられてから、一礼しイスに座ります。勝手に座ったり、自分から座っても良いか尋ねることは避けましょう。

カバン・上着はどうする?

手に持っているカバンや上着はイスの後ろ側か横に置き、倒れないようできるだけイスの足にもたれかけます。スペースが狭い場合はイスの下に置きましょう。面接官がカバンを気にせずにすむよう、安定して自立するカバンを選ぶことがポイントです。

面接

介護職の面接

面接官の前に座ると一層緊張するかもしれませんが、ここまでの準備に自信を持ち、リラックスして受けましょう。面接時には特に、姿勢と表情、言葉遣いに気をつけて話します。

姿勢と表情で気をつけること

面接中はイスに座ったまま受けることが多く、面接官との会話で注意するポイントがあります。

座る姿勢

姿勢の悪い姿勢はやる気のなさを感じさせるため、きれいな姿勢で面接を受けます。理想的な面接の座り姿勢は、背もたれを使わず背筋を腰から上にすっと伸ばした状態です。あまり胸を張ると偉そうに見える上に腰が痛くなりやすいため、自然な状態を保ちます。軽くあごを引き、男性はやや脚を開き女性は膝頭を合わせて手を重ねます。

面接官の質問を聞く態度と表情

介護の仕事は利用者の話をきちんと聞き、求められた対応をすることが大切です。職員同士のコミュニケーションも不可欠なため、相手の話を正しく聞いて答えられるかも見られます。面接官の話をさえぎらず最後まで聞き、質問の意図をくみ取って回答しましょう。

質問に答える態度と表情

志望動機などよく面接で聞かれる質問は、事前に準備しておき、落ち着いて焦らず答えましょう。面接官までの距離を考え、聞き取りやすい大きさの声で話します。面接官は、回答内容はもちろん話し方から「この人を採用したとき、利用者に対してどう接するか」をチェックしています。快活で明るい表情で話し、面接官に良い印象を持ってもらいましょう。やや口角を上げて笑顔で話すと、相手もなごやかな雰囲気で聞こうとするはずです。たとえ前向きで積極的に頑張りたい内容の話をしていても、猫背で視線が泳いでいれば信憑性が低くなります。面接で話を聞き答える際の表情は、そのとき急にできるものではありません。日頃から、明るい表情で会話する練習をしておきましょう。

言葉遣いは丁寧に

明るく元気な話し方は、介護職の面接で良い印象を与えますが、適度な範囲にとどめましょう。あまりにテンションの高い態度は、落ち着いて仕事ができる人か心配になってしまいます。言葉遣いは敬語をきちんと使って、丁寧に話します。介護職の現場では厳密な敬語はそれほど求められませんが、尊敬語だけでなく謙譲語まで使いこなせる人は一目置かれるでしょう。利用者の多くは高齢で年上の人が多いため、最低限の丁寧語がスムーズに使えることもチェック対象です。

退室するときのマナー

介護職の面接の退室マナー

面接官との会話が終わっても、退室し施設を出るまでは気を抜けません。退室するときのマナーも押さえておきましょう。

立ち上がってあいさつする

面接終了を告げられたときは、静かにイスから立ち上がり、面接のお礼を告げて会釈をします。最低限「ありがとうございました」と面接官の顔を見て伝え、丁寧に頭を下げましょう。気が抜けてあいさつが適当になってしまうと、会話がうまく話せても印象が悪くなるかもしれません。

扉の前でもう一度あいさつ

荷物を持ち、退出する扉の前でもう一度面接官の方へ体の正面を向け、丁寧に会釈します。扉から出たあと静かに閉めるまで、気を緩めずにドアノブへ手を添えましょう。スマホはその場ですぐ電源を入れず、施設を出てしばらくするまで触れないでおきます。

介護職の面接はマナーを知っていれば怖くない

介護職の面接

介護職の面接を受けるからと気負う必要はなく、事前に面接の流れを知って練習すればリラックスして受けられます。ここで紹介した受付から退室までの流れをくり返しチェックし、準備を進めましょう。

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