【2023年最新版】介護職用 面接時の注意点5 自己PR

面接

働きたい施設の情報をインプットする

施設の内観

普段から関わりのある施設・事業所でも、公式ホームページを見ると知らなかった企業情報がたくさんあります。自己PRのポイントを見つけるためにも、施設や運営会社のホームページへ目を通しましょう。ホームページの他に、施設・会社案内のパンフレットや会社要覧を活用する方法もあります。

介護施設・運営会社のホームページ・採用サイト等

介護施設や事業所、運営会社のホームページには、施設の特徴や運営理念、施設長のあいさつやスタッフの様子などを紹介しています。運営理念に共感したり施設長や先輩職員の考えに納得したりすると、その施設で働く意欲が増します。掲載された内容から施設が求める人物像をまとめて、自分がその人物像に合わせて長所をアピールできるか検討しましょう。採用ページがあれば、わかりやすく求める人物像を書いてある場合もあります。

施設・会社案内

施設・会社案内はパンフレットで用意される場合もあり、ホームページには載っていない情報を得られるケースもあります。自己PRの作成だけでなく、面接時に持参して事前確認にも使いやすいです。公式サイトにパンフレット請求窓口があれば、必要事項を入力して送信しましょう。

静岡県会社要覧

静岡県内の介護施設の情報を収集するとき、静岡県会社要覧を使う方法もおすすめです。県内の主要企業の事業内容や特徴をまとめてあり、面接の自己PRのための企業研究に使えます。静岡経済研究所から発行されている「静岡県会社要覧」は、県内唯一です。書籍番は県内各地の書店で購入できる他、以下の静岡経済研究所のホームページから注文もできます。

静岡経済研究所

人材担当者がチェックするポイント

面接

面接では自己PRを求められる場合があり、施設側の見ているポイントを把握して、的確な内容を準備しましょう。特に注目される3つを解説します。

ここで働きたい強い意欲

面接で働く意欲の感じられる自己PRができると、面接官は良い印象を受けるはずです。施設の中には、人手不足のためあまりやる気はなくても採用したところ、短期間で辞めた上に施設の評価が落ちた例があります。そのため介護職の面接ではやる気の高さを見ています。意欲的な人は、施設側の意図に多少合わない部分がある人でも、研修を重ねて求める人材に成長する可能性は高いことから、良い評価を期待できます。

この仕事で能力を生かせるか

過去に介護職の経験があれば、そのときの役職や立場をあげて仕事内容を話すと、施設で能力を生かせそうだと判断するでしょう。介護業界未経験者でも、過去に接客業の経験がある場合はその経験をアピールできます。

コミュニケーションスキルの高さ

介護職は利用者とのやりとりが主な仕事のため、コミュニケーションスキルが欠かせません。コミュニケーションスキルが高いことを経歴をもとに自己PRに盛り込みましょう。誰とでも楽しく話せるばかりがコミュニケーション力ではなく、相手の話を聞いて気持ちを察する力も大切です。あいさつを忘れない・言葉遣いが正しく丁寧なことも面接では見られるため、自己PRで面接官と会話する中で注意しましょう。

自分に合った自己PRの流れ

スーツの女性

施設の理念や求める人物像を確かめ、自分の強みを生かせそうだとまとまってきたら、早速自己PRを書きましょう。頭の中で簡単に構成しただけで当日話せる人は珍しいため、一度は文章にして読むことをおすすめします。自己PRは次の流れで話を進めると、内容を伝えやすくなります。それぞれの状態別に自己PR内容の例を簡単に説明します。

・過去に介護業界で働いた経験がある
これまでの経験を述べたあとで、スキルアップを目指した転職と伝えます。責任者を経験した人はどのような業務に携わったかをアピールします。

・家族の介護をきっかけに介護業界に興味を持った場合
家族の介護から介護を身近に感じ、福祉に興味を持ったため、資格取得を目指して勉強中だと話します。応募先で魅力を感じたポイントを伝え、資格取得して貢献したい気持ちを話しましょう。

自己PRを書いたらチェックしよう

メモをとる女性

施設や運営会社情報をもとに自己PRを作成したら、伝えたい内容をきちんと含んでいるかなどを確認しましょう。自己PRを確認するためのチェックポイントをあげます。

・抽象的なだけではないか
やる気がある、前向きに頑張れると伝えることは必要ですが、経験のエピソードを添えてアピールします。具体的な内容がともなうと面接官も納得しやすくなるためです。

・経歴や資格に基づく貢献内容は具体的か
入社した場合に自分が貢献できることも、経験や知識、資格などに基づいて伝えます。自分の長所をどのように生かすとどう活躍できるか、面接官も具体的にイメージが浮かぶ話し方をしましょう。

・志望動機と相違がないか
志望動機と自己PRを混同してはいけませんが、内容に相違があっても気持ちは伝わりにくいです。この施設へ応募した動機、何をしたいかは一貫性を持たせましょう。

面接でよく聞かれる質問と回答のポイント

Q&A

自己PRの他に、介護職の面接でよく聞かれることと回答のポイントを紹介します。面接で尋ねられる可能性があるため、自分なりの回答を準備しましょう。

Q&Aその1.「前の仕事を辞めた理由は?」

・回答例
「契約満了したため退職いたしました」「現在ケアマネージャー資格を取るため勉強中です。取得後にキャリアプランの実現ができる場所を求めて退職しました」

Q&Aその2.「志望理由を教えてください」

・回答例
「介護の仕事はコミュニケーションが大切と感じております。こちらを見学したとき、スタッフの方々と利用者さんがコミュニケーションをとり楽しく過ごされていたことが印象的でした。私もこちらで働きたいと思いました」

Q&Aその3.「高齢者との関わりは?」

・回答例
「祖父が寝たきりで介護を手伝っておりました。シーツの交換や体を拭く手伝いをすると、嬉しそうに何度もありがとうと言ってくれたことを覚えています。この経験も介護の仕事を目指すきっかけになりました」

事前練習の重要性

ここまで、面接の流れやチェックポイントを紹介してきました。しかし、理解できたつもりになっていても、本番でうまく話せなければ意味がありません。面接で失敗しないためには、紙に書き起こした内容を実際に声に出して読んでみるのが大切です。面接の場面を頭の中でイメージしながら、本番を想定した練習を行いましょう。声に出してみると、思っていたより短かった(長かった)、といった発見もあるかもしれません。また、スマホで録音して聞き返してみるのも効果的です。録音を聞くことで、聞き取りにくくないか、話すスピードが早すぎないか、などもわかります。

面接官が興味を持つ自己PRをしよう

介護士と高齢の女性

面接で自己PRを求められる可能性は高く、事前に準備すると安心です。まず応募先の介護施設や運営会社の情報を、ホームページやパンフレットなどで入手し、その情報をもとに自分の長所やできることと照らし合わせまとめましょう。経験や資格などと関係があり具体的な自己PRは、面接官からも興味を持たれるはずです。

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