【2023年最新版】介護職用 面接時の注意点7 お礼メール

面接官

面接のお礼メール、送った方がいい?

mail

一般企業の面接を受けた人の3人に1人が、面接のお礼メールを送っています。就職活動の面接後はお礼メールを送るべきとするマナー書もありますが、実際はどちらでも構いません。お礼メールを忘れたために不採用とはなりませんが、ちょうど良いタイミングで送った方が印象は良いでしょう。ただし介護の現場の仕事へ応募した場合、お礼メールを送信するより先に選考結果が届く場合もあります。そのため選考がまだ残っている場合はお礼メールをし、一度の面接で審査終了の場合は送らない判断をしても、間違いではありません。選考結果を受け取ったもののどうしても面接のお礼を伝えたければ、採用になり手続きなどで訪問したときに感謝を伝えましょう。

・メールよりも手紙にするべき?
手紙は面接当日に発送しても、到着まで何日かかかります。すれ違いで選考結果が届く可能性もあり、面接者のメールアドレスがわかればメールがおすすめです。介護職の面接後に必ずしもお礼メールが必要ではないため、さらにかしこまった印象のお礼状を送るより、メールを選んだ方が採用担当側も手間が少ないでしょう。しかし応募先とメールでのやりとりをしておらず、メールアドレスが不明の場合は、手紙でお礼の気持ちを伝えても構いません。施設によっては文書管理の手間が増えるため、手紙でのお礼状は迷惑に感じるところもあり、メールと手紙のどちらが正解とは言い切れません。

・面接のたびにお礼メールは送る?
面接が一度で終わらず二次面接、最終面接と回数を重ねることもあります。
そのたび面接官は変わるケースが多いため、お礼メールをすると決めた人は毎回送りましょう。一次面接では送ったが二次面接では送らなかったなど、対応にブレがあることを応募先が知ると、印象を左右するかもしれません。そのときの面接での感想を必ず添えて、毎回内容の違うお礼メールを送信しましょう。しかしくり返しほとんど同じ内容のお礼メールが届くと、しつこいと思われてしまうため、内容は十分考えて書きます。

面接のお礼メールの書き方

スーツの女性

面接のお礼メールを送るときは、ビジネスマナーを守りましょう。一般的なお礼メールを送る場合のマナーを紹介するので、面接のお礼メールの作成に役立ててください。

件名

件名欄にはわかりやすく「面接のお礼(氏名)」を書きます。長々と書かず簡潔な件名を入れ、面接を受けた人が複数場合に見分けがつくよう、氏名も忘れずにつけます。

時候の挨拶は必要?

手紙や組織として書面で連絡する場合は時候の挨拶から始めます。面接のお礼メールの場合、社内の連絡メールに近い簡素さでも失礼にはあたりません。時候の挨拶の有無にこだわるよりも、自分の言葉で感想やお礼を述べた方が印象は良いでしょう。

本文のポイント

お礼メールの例や定型文は、調べれば簡単に見つかりますが、コピーしてそのまま送ってはあまり良い印象を持たれません。面接に対するお礼の気持ちと感想を添えると、「目を通して良かった」と思うはずです。お礼メールの内容に面接で伝えきれなかった思いを添える人もいますが、選考はあくまで面接での話が対象です。あとになってつけ加えても、面接でなぜ言わなかったかと疑問を持たれかねません。選考結果を有利にしてもらう目的ではなく、あくまで感謝を伝えたいニュアンスのお礼メールを送りましょう。

お礼メール例1

面接のお礼メールの形式を紹介しますが、このままコピーペーストして送らないよう注意しましょう。文面半ばは感想のため、自分が感じた前向きな気持ちを書きます。

件名:面接のお礼(氏名)

施設・運営会社名
〇〇部 〇〇様

お世話になっております。本日〇時より面接をして頂きました、〇〇(氏名)と申します。お忙しいところ、面接の機会を賜り、誠にありがとうございました。〇〇様のお話を伺い、貴院の質の高いサービスやスタッフ満足度の高さ、介護の仕事で活躍するために必要なスキルについて理解を深めることができました。ますます貴院で働きたい思いが強くなりました。また、本日は電車トラブルのため遅刻したにも関わらず、ご対応頂きありがとうございました。まずはお礼を申し上げたく、メールをいたしました。末筆ながら貴院の一層のご発展をお祈り申し上げます。

〇〇〇〇(氏名)
自分の郵便番号・住所
携帯電話番号
メールアドレス

お礼メール例2

お礼状にも使える、時候の挨拶と、頭語・結語を加えた文例も紹介します。必要に応じて参考にしてください。

件名:面接のお礼(氏名)

施設・運営会社名
採用ご担当 〇〇様

拝啓

貴社益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
本日はご多用の中、貴重なお時間を面接のために割いて頂き、誠にありがとうございました。

面接では〇〇様をはじめ、皆様が和やかに進めてくださり、大変緊張しておりましたが落ち着いてお話することができました。
皆様のお人柄に触れ、貴社事業への熱い思いも知ることができ、一層貴社への入社意欲を強く致しました。
今後についてのお話も非常に興味深く、前職の経験を生かし貴社へ貢献できればと考えております。

末筆ではございますが、貴社の益々の発展を心よりお祈り致します。

敬具

〇〇〇〇(氏名)
自分の郵便番号・住所
携帯電話番号
メールアドレス

宛先はどこにする?

面接官

採用案内から面接まで同じ人が担当の場合は迷いませんが、担当者が別々に置かれる事業所ではお礼状の宛先を戸惑いがちです。面接後、お礼状の送り先で困ったときは、以下の情報を参考にしましょう。

面接官の名前が分からない場合

介護職の面接で、毎回面接官の名刺をもらうとは限りません。採用担当者の名前はわかるものの面接官の名前がわからないときは、採用担当者あてにお礼メールを送信します。採用担当者の名前も不明であれば、「採用ご担当者様」宛てで問題はありません。宛名だけでなく、応募先の正式名称も間違えずに記載しましょう。中には面接担当者宛てではなく、人事部宛てに送ってもらった方が良いとする企業もあり、人事部以外で応募者の書類を開封できないことが理由です。

相手のメールアドレスが分からない場合

応募から面接までのやり取りが、対面または電話、書類のみの場合、メールアドレスがわからないかもしれません。面接で名刺をもらっていれば載っている可能性もありますが、お礼状にした方が良い場合もあります。採用担当者や人事部のメールアドレスがわかればメールで送り、分からなければ控えても問題ありません。

送信タイミング

携帯

お礼はできるだけ早くに伝えることが望ましく、面接のお礼メールも同様です。介護職の場合、面接を受けた当日にお礼メールを送信しましょう。
もし当日の送信が難しい場合は、送信せず控えます。時間が経ってからのお礼は逆に失礼だと感じられ、マイナスの印象を受ける可能性があります。

お礼メールは早めに送信しよう

面接

面接に対するお礼メールの有無で、採用が取り消されるわけではありません。しかし、採否を迷ったところでタイミングの良い丁寧なお礼メールが届くと、判断材料になる可能性があります。面接後、早い段階で採否が決定する場合も多いため、お礼メールの送信は当日の早いうちに送りましょう。お礼メールの書き方で困ったときは、ここで紹介した形式を参考にしてください。自分の感想、感謝と意欲の伝わるお礼メールを送りましょう。

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