介護職ボーナスの平均支給額を調査

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護職は年々ボーナスが上がっていますが、平均額はいくらでしょうか?

施設や職種でのボーナスありの割合や、その減筋ボーナス額を紹介します。

介護職でボーナスや給料が上がる働き方も紹介するので、今より良い待遇で働きたい人は目を通してください。

 

介護職のボーナス(賞与)について

 

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介護職はボーナスと給料ともに少しずつ上がっていますが、中にはボーナスをもらっていない人もいます。

ボーナスの支給のあり・なしの割合を、介護職員全体のほか施設別と職種別で紹介します。

 

介護職員全体のボーナス支給者割合

 

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引用元:公益財団法人 介護労働安定センター 事業所調査「事業所における介護労働実態調査 結果報告書」(pdf) 資料編p134

 

介護職で働く人の70%以上がボーナスをもらっており、ボーナスのない人は10%を下回っています。

働き方によりますが、ほとんどの介護施設でボーナスをもらいながら働けると言えます。

介護業界はボーナスの出る職場が多く、給料以外の収入があることは働く励みになるでしょう。

介護職の人手はますます必要になるため、今後ボーナスなしの人の割合はさらに下がっていく可能性があります。

 

<h3>介護施設別のボーナス支給者割合</h3>

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引用元:公益財団法人 介護労働安定センター 事業所調査「事業所における介護労働実態調査 結果報告書」(pdf) 資料編p134

 

介護施設は日中のみサービス提供する施設と、24時間行う施設がありますが、そのどちらもボーナスありで働く職員が多くなっています。

しかし訪問介護や通所介護など日中のみ働く施設では、ボーナスありの人の割合は62~70%程度でした。特養など24時間介護を行う施設は82~90%近くの人がボーナスをもらっています。

 

<h3>介護職種別のボーナス支給者割合</h3>

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引用元:公益財団法人 介護労働安定センター 事業所調査「事業所における介護労働実態調査 結果報告書」(pdf) 資料編p135

 

職種別で見ても、介護業界で働く人の60%以上がボーナスをもらっています。

ボーナスは勤続年数も支給額にかかわるため、職種だけでボーナスが多い・少ないと言い切れませんが、介護職員が最もボーナスありの人の割合は高いです。

 

訪問介護員や生活相談員は日中のみの職場もあり、パートとして勤めるケースもあります。

勤務時間が短いなど条件を満たさなければボーナス支給がないので、介護職員以外はボーナスありの割合がやや低いのかもしれません。

 

介護職のボーナスの平均を調査

 

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介護職として働く人々は、いくらくらいのボーナスをもらっているのでしょうか?

この章では介護職全体の平均ボーナス額や、施設別・職種別の平均ボーナス額を紹介します。

 

介護職全体のボーナス平均

 

平均賞与
全体 590,699円
無期雇用職員 605,212円
有期雇用職員 419,978円

引用元:公益財団法人 介護労働安定センター 事業所調査「事業所における介護労働実態調査 結果報告書」(pdf) 資料編p136

 

介護職全体のボーナス平均は約59万円で、正社員など無期雇用職員は60万円を超え、一方派遣社員など有期雇用社員の場合は42万円弱と差がありました。

ボーナスは基本給の影響を受けるため、基本給が比較的高い正社員が最も高くなる傾向があります。

しかし正社員とパートで同じ内容の仕事をした場合、おなじように給料を支払うこととなったため、今後はボーナス額アップする可能性があります。

 

介護施設別のボーナス平均

 

平均賞与
訪問介護 480,476円
通所介護 515,091円
介護老人福祉施設 794,986円
介護老人保健施設 716,654円

引用元:公益財団法人 介護労働安定センター 事業所調査「事業所における介護労働実態調査 結果報告書」(pdf) 資料編p134

 

介護老人福祉施設、いわゆる特別養護老人ホームと介護老人福祉施設は、常に介護の必要な人が入居しており、24時間交代で介護職員は働きます。

日勤だけでなく夜勤も出る人、夜勤のみ出勤する人などさまざまですが、夜勤手当がつくので給料全体は高くなりがちです。

 

介護職種別のボーナス平均

 

平均賞与
訪問介護員 464,549円
介護職員 551,073円
サービス提供責任者 628,731円
生活相談員 668,617円

引用元:公益財団法人 介護労働安定センター 事業所調査「事業所における介護労働実態調査 結果報告書」(pdf) 資料編p136

 

介護職別の平均ボーナス額は生活相談員が高く、訪問介護員が低い結果になりました。

どちらも日中だけの勤務で夜勤なしの場合が多いですが、ボーナス額には大きな差があります。

生活相談員になるには、社会福祉士・精神保健福祉士・社会福祉主事任用資格のどれかが必要で、資格があり基本給が高い分ボーナスも高めでしょう。

サービス提供責任者は勤める施設やヘルパーも兼ねる場合は夜勤も出ますが、日勤だけのケースもあります。

介護職でボーナスアップさせる方法

 

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介護の仕事をしながら、今よりボーナスを増やすための方法を紹介します。

できることからチャレンジして、納得のできる給料とボーナスをめざしましょう。

 

介護職の資格を取得する

 

ボーナスが少ないと感じる人は、どれだけ介護関連の資格を持っているか確かめましょう。

資格手当がつくと給料が上がり、給料の額はボーナスに影響するためです。

 

 

・初心者は介護職員初任者研修から

無資格で介護職についた場合は、介護職員初任者研修を受けることがおすすめです。

だれでも資格や実務経験なく受けられ、修了試験に合格すれば認められるので、働きながら上手に受講して取得しましょう

 

・さらに上位の資格を取る

ある程度実務経験を積んだあとは、社会福祉士の資格をめざせます。

受験資格に実務経験3年以上とあるため、介護の仕事を続けながら介護福祉士の勉強をして実務経験を積むことが必要です。

 

 

社会福祉士の資格をとると、前の章のデータにあった生活相談員などにもなれるため、ボーナス額アップを期待できます。

 

介護職は転職によって給料が上がる

 

「すでに資格は持っていてさらに給料アップしたい」

「今すぐ給料を上げて欲しい」

と考える人は、転職して給料とボーナスを上げる方法があります。

 

 

・介護業界は売り手市場

常に人手不足と言われる介護業界は売り手市場であり、今の職場と似た条件で給料とボーナスが高い職場は探せばきっと見つかります。

そのためには情報収集が重要で、働きながら隙間時間や休日を使って転職情報を集める必要があります。

 

・転職コンサルタントが便利

仕事を続けながら希望に合う転職情報を探すことは大変ですが、転職コンサルタントに相談すると、あなたに代わって情報収集をしてくれます。

そして希望条件と経験を考慮しながら、あなたに合う転職先の候補をピックアップして紹介してくれるでしょう。

 

 

仕事が忙しい時期でも、転職コンサルタントが代わりに情報収集するので、疲れて諦めることなく転職活動が進みます。

転職活動が初めてでも、履歴書の書き方や面接対策もしてくれるので安心です。

希望する職場に、求める人材だとアピールできるでしょう。

手厚いサポートがありながら無料で利用できるため、大きな出費をすることなく、給料やボーナスアップをめざした転職活動を始められます。

 

まとめ 介護職員のボーナス事情の今後について

 

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介護業界で働く人のほとんどがボーナスをもらっており、年々給料が上がっているため、今後もボーナス額アップが期待できます。

介護職の人がより良い待遇で働けるよう国の制度が改善されていることからも、ボーナス額はさらに上がるでしょう。

介護業界は人手不足のため、希望する職場を見つけ出せば転職しやすい状況にあります。

早めの転職成功を考えるときは、転職コンサルタントへ相談し、転職活動を進めましょう。

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